皆さんは「コンサルティング」や「コンサルタント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。よく「コンサル」と略されて呼ばれることが多い仕事です。
普段の生活の中で接する機会も少ない仕事ですが、就職活動で初めて知ったという人も多いのではないでしょうか。
今回は意外と何が違うのか分かりづらい、「コンサルティング」と「コンサルタント」の違いについて解説していきます。
結論:コンサルタントとはコンサルティングを行う人
「コンサルティング」をもっと詳しく
「コンサルティング」とは、「相談する」を意味する英語の “consult” から来ており、クライアント(顧客)である企業や組織に対して、専門的な立場から問題点の発見や課題の解決、経営戦略のサポート、提案、助言を行う業務です。
「会社の医者」と捉えると想像しやすいのではないかと思います。
「コンサルティング」はあくまでもその業務自体を指します。
コンサルティング業務を行う企業のことを「コンサルティングファーム」と呼びます。ファームは「会社」を意味する英語の “firm” から来ています。
「コンサルティング」の使い方の例
- クライアント企業の経営が危ないのでコンサルティングを行う。
- 私は弊社ではコンサルティング業務を行っています。
「コンサルタント」をもっと詳しく
「コンサルタント」とはコンサルティングを行う人、専門家を指します。つまり、コンサルティング業務を職業としている人を指します。もちろん、これも「相談する」という意味を表す英単語の “consult” から来ています。
一般的には「コンサル」は「コンサルタント」の略として捉えられることが多く、職業を聞かれた際に、「コンサル」と答える人も多いです。
しかし、「コンサル」という言葉で、業務そのものを指す「コンサルティング」を指す場合もあるので注意が必要です。
「コンサルタント」の使い方の例
- 私の職業はコンサルタントです。
- 彼は数多くの企業の経営を立て直した優秀なコンサルタントだ。
- 将来の夢はコンサルタントだ。
代表的なコンサルティングファーム
コンサルティングファームは国内、国外合わせても非常に多く存在しますが、その一部を抜粋して一覧としたいと思います。聞いたことある企業も中にはあるのではないでしょうか。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
- A.T.カーニー
- アーサー・D・リトル
- アクセンチュア
- アビームコンサルティング
- 野村総合研究所(NRI)
- ワークスアプリケーションズ
- 三菱総合研究所(MRI)
- ベイン・アンド・カンパニー
以上のコンサルティングファームは就活生の中でも非常に倍率が高いとともに、超難関企業とされています。「コンサルタント」という職業自体の人気も近年高く、注目されている業界でもあります。
まとめ
以上、この記事では、「コンサルティング」と「コンサルタント」の違いについて解説しました。
- コンサルティング:企業の経営などのサポートを行う業務そのもの
- コンサルタント:コンサルティング業務を行う人
しっかりと違いを理解して使い分けたいですね。