「盗人猛々しい」の意味とは?使い方から英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわさの「盗人猛々しい(ぬすびとたけだけしい)」です。

言葉の意味・使い方・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「盗人猛々しい」をざっくり言うと……

読み方盗人猛々しい(ぬすびとたけだけしい)
意味盗みや悪事を働いておきながら、平然としている様子
英語訳The guilty are audacious not showing remorse in spite of being in the wrong.(間違いを犯したのにもかかわらず、反省の色を見せない。)

「盗人猛々しい」の意味をスッキリ理解!

盗人猛々しい(ぬすびとたけだけしい):盗みや悪事を働いておきながら、平然としている様子

「盗人猛々しい」の意味を詳しく


「盗人猛々しい」は、盗みや悪事を働いておきながら、平然としている様子を表すことわざです。「猛々しい」は、図々しいという意味があります。したがって直訳すると、「図々しい泥棒」ということです。

また、盗みや悪事を非難された際に開き直ったり、逆に食ってかかることも意味します。

「盗人」は、「ぬすっと」とも読みます。

「盗人猛々しい」の使い方

「盗人猛々しい」は、以下のように使用します。

  1. 猫がうちの犬のエサを勝手に食べていたので追い払おうとしたら、私にひっかいて来た。そのため、盗人猛々しいネコめと憎悪をみなぎらせた。
  2. 同級生をいじめている子に反省を促したが、自分の髪をいじりながら「私が悪いんでしょ?」と開き直った。わが生徒ながら盗人猛々しいと思った。
  3. 僕の彼女を僕から奪ったのに「据え膳食わぬは男の恥(※1)だろ」と笑って言って来たので、「盗人猛々しいやつめ」と言ってやった。

①は餌を勝手に食べていたにも関わらず、攻撃してきた状況で使用しています。

②は、悪事を働い他のにも関わらず全く反省していない様子、③は自分の罪を女性になすり付けた状況です。

  • 据え膳食わぬは男の恥(※1):女性のほうから言い寄ってくるのを受け入れないのは、男の恥だということ

「盗人猛々しい」の英語訳

「盗人猛々しい」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • He bites the ear yet seems to cry for fear.
    (彼は相手の耳をかじっておきながら、相手を恐れて泣くふりをする。)
  • the guilty are audacious not showing remorse in spite of being in the wrong.
    (間違いを犯したのにもかかわらず、反省の色を見せない。)

まとめ

以上、この記事では「盗人猛々しい」について解説しました。

読み方盗人猛々しい(ぬすびとたけだけしい)
意味盗みや悪事を働いておきながら、平然としている様子
英語訳The guilty are audacious not showing remorse in spite of being in the wrong.(間違いを犯したのにもかかわらず、反省の色を見せない。)

「盗人猛々しい」には、このような意味や使い方があります。「恥知らず」や「恩知らず」といった場合に使用するので、覚えておきましょう。