「意味深長」の意味とは?使い方から類語や英語や対義語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「意味深長」です。

意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「意味深長」をざっくり言うと……

読み方意味深長(いみしんちょう)
意味奥深い意味をもっていること。裏に別の意味が隠されていること
由来中国の古書である『論語序説』の表現から
類義語意在言外、微言大義
対義語単純明快
英語訳a statement of profound significance(深い意味のある記述)

「意味深長」の意味をスッキリ理解!

意味深長(いみしんちょう):奥深い意味をもっていること。裏に別の意味が隠されていること

「意味深長」の意味を詳しく

「意味深長」とは、奥深い意味をもっていること、裏に別の意味が隠されていることという意味です。

「意味深」という言葉は、日常生活でもとてもよく使うと思います。

この「意味深」という表現は「意味深長」の「長」を略したものです。

「深長」は、奥深くて含蓄のある様子を表す言葉です。「慎重」と間違えないように注意してください。

「意味」が「深長」なので「奥深い意味を持っている」という言葉になります。単純なので覚えやすいと思います。

「意味深長」の使い方

  1. 彼は別れ際、意味深長な笑みを浮かべていた。
  2. 先生の意味深長な発言は、僕たちを悩ませることになった。
  3. ライバルと談笑をするなんて、意味深長な行動だ。

どれも「はっきりとした意図や目的が読み取れずもやもやしている」様子が伝わってきます。

「意味深長」の由来

「意味深長」の出典は、『論語序説』という中国の古書です。

作者の朱熹(しゅき)は、幼いころから『論語』を読んでおり、全てを理解していると思っていました。

しかし、『論語』を読むにつれて、その意味深長さに気づきます。

この表現から「意味深長」という故事成語が生まれました。

「意味深長」の類義語

「意味深長」には以下のような類義語があります。

  • 意在言外:はっきりと言わず、言外に匂わせること
  • 微言大義:一見なんでもない記述のなかに含まれている奥深く重要な意味

「意味深長」の対義語

「意味深長」には以下のような対義語があります。

  • 単純明快:分かりやすくてはっきりしていること。

「意味深長」の英語訳

「意味深長」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a statement of profound significance
    (深い意味のある記述)

まとめ

以上、この記事では「意味深長」について解説しました。

読み方意味深長(いみしんちょう)
意味奥深い意味をもっていること。裏に別の意味が隠されていること
由来中国の古書である『論語序説』の表現から
類義語意在言外、微言大義
対義語単純明快
英語訳a statement of profound significance(深い意味のある記述)

「意味深」が「意味深長」という故事成語から生まれたことを初めて知ったという人も多かったのではないでしょうか。

普段使っている言葉の成り立ちを知るのは面白いものです。

「意味深長」という、もとの言葉も使いこなせるようになりましょう!