「同じ釜の飯を食う」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)」です。

意味、使い方、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「同じ釜の飯を食う」をざっくり言うと……

読み方同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
意味苦楽を分かち合った親しい間柄であることのたとえ
由来釜のご飯を分け合って食べること
類義語一つ釜の飯を食う、一つ屋根の下、一つ鍋の物を食う、など
英語訳To drink of the same cup.(同じ杯で飲む)

「同じ釜の飯を食う」の意味をスッキリ理解!

同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう):苦楽を分かち合った親しい間柄であることのたとえ

「同じ釜の飯を食う」の意味を詳しく

「同じ釜の飯を食う」は、ある程度長い時間を一緒に過ごし、苦楽を分かち合った親しい間柄であることのたとえとして使われる言葉です。

ある程度長い時間を一緒に過ごすということは、共同生活を指すことが多いです。共同生活は、ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも、寝るのも一緒なので様々なことを共有できます。

しかし、それ以外にも、日常生活で関わり合いが深い場合も含みます。そのため、学校生活の中で、部活動や委員会を通し、長い期間続けて、一緒に何かの活動に取り組んでいれば、それだけで「同じ釜の飯を食う」仲間であると言えます。

「同じ釜の飯を食う」の使い方

  1. 3年間の寮生活を共にした彼女とは、同じ釜の飯を食う仲間だ。
  2. 同じ釜の飯を食う関係だからこそ、なんでも話すことができる。

「同じ釜の飯を食う」の由来

釜は、ご飯を炊く金属製の道具です。

昔は、かまどに入れた薪(まき)に火をつけて、その上に釜を乗せてご飯を炊いていました。その役割は、現代では炊飯器が行っています。

つまり、「同じ釜の飯を食う」は同じ釜で炊けたご飯を分け合って食べるような親しい間柄であることが由来になっています。

「同じ釜の飯を食う」の類義語

「同じ釜の飯を食う」には以下のような類義語があります。

  • 一つ釜の飯を食う:生活を共にした親しみのある友人の例え
  • 一つ屋根の下:同じ家で一緒に暮らすことの例え
  • 一つ鍋のものを食う:苦楽を分かち合った親しい間柄の例え

「同じ釜の飯を食う」の英語訳

「同じ釜の飯を食う」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • To drink of the same cup.
    (同じ杯(さかずき)で飲む)
  • It eats with the same plate. 
    (同じ食器で食べる)
  • It lives under the same roof. 
    (一つ屋根の下)
  • A close friend.
    (親友)

まとめ

以上、この記事では「同じ釜の飯を食う」について解説しました。

読み方同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
意味苦楽を分かち合った親しい間柄であることのたとえ
由来釜のご飯を分け合って食べること
類義語一つ釜の飯を食う、一つ屋根の下、一つ鍋の物を食う、など
英語訳To drink of the same cup.(同じ杯で飲む)

「同じ釜の飯を食う」関係にある人は特に大切にしたいですね。