「巻き寿司」と「海苔巻き」と「手巻き寿司」と「太巻き」の違いとは?

違いのギモン

コンビニでご飯を買うとき、おにぎりの代わりに「巻き寿司」を買うと、ちょっとリッチな気分が味わえますよね。「手巻き寿司」を家で作ると、家族と盛り上がれますよね。

また、「太巻き」や「海苔巻き」も美味しいです。

これらの違いは、何でしょうか。

結論:海苔を使っていないものも「巻き寿司」

「巻き寿司」のうち、海苔で巻かれているものを「海苔巻き」と言います

そして、「海苔巻き」の中に、「太巻き」「手巻き寿司」などのバリエーションがあります

図で説明すると、下のようになります。

「巻き寿司」をもっと詳しく

「巻きずし」は、海苔以外で巻かれたものも含みます。「海苔以外」とは、レタスや薄焼き玉子などです。

外国で食べられている「カリフォルニアロール」は、レタスで巻かれていますよね。海苔になじみがない人も楽しめるように作られたのです。今では、日本に逆輸入されてすっかり定着しています。

また、千葉県の郷土料理に、「太巻き祭り寿司」があります。たくさんの巻き寿司を組み合わせて、花の模様や幾何学模様などを作ります。見た目を鮮やかにするため、外側を薄焼き玉子にすることもあります。

「海苔巻き」をもっと詳しく

「海苔巻き」は、海苔で巻かれている寿司です海苔巻きは、巻き寿司の一種です

海苔巻きの中に、「太巻き」「手巻き寿司」「中巻き」「細巻き」などがあります。

「細巻き」は、焼きのりを半分に切ったものを使います。具は1種類か2種類と、シンプルです。「かっぱ巻き」「納豆巻き」「かんぴょう巻き」などが定番ですよね。

 

ちなみに、「軍艦巻き」は「海苔巻き」ではありません。「軍艦巻き」は、ご飯(シャリ)を握ってから海苔を巻きます。巻いて作っているわけではありません。

「手巻き寿司」をもっと詳しく

「手巻き寿司」は、手で海苔を巻いて作ります。つまり、「巻き簀(まきす)」を使わないのです。

お寿司屋さんでも目にしますが、家で作ることも多いですよね。「手巻き寿司パーティー」は、家でできる定番イベントの一つです。

刺身やキュウリ、薄焼き玉子などの具材を用意すれば手巻き寿司を楽しめます。それぞれが食べたい分をすきなように作れるので、ムダなく食べることができます。

「太巻き」をもっと詳しく

「太巻き」は、焼きのり1枚を使って巻く寿司です。2枚以上使うこともあります。

巻くときに、海苔の端と端がくっつくように輪をつくる場合と、「の」の字になるように巻く場合があります。

節分の日に食べる「恵方巻き」は、一般的には太巻きです。縁起がいい七福神をイメージして、七種類の具を入れるのが定番です。

まとめ

以上、この記事では、「巻き寿司」「海苔巻き」「手巻き寿司」「太巻き」の違いについて解説しました。

  • 巻き寿司:海苔で巻かれていないものも含む
  • 海苔巻き:海苔で巻かれた巻き寿司
  • 手巻き寿司:海苔巻きのうち、巻き簀を使わないもの
  • 太巻き:海苔巻きのうち、焼きのりを1枚以上使うもの
さまざまな種類がありますが、巻き寿司はどれも美味しいですよね。

違いを知ると、もっと楽しめるかもしれません。