「有名人」と「著名人」の違いとは?意味から英語や使い分けまで解説

違いのギモン

「あの人は有名人だよね」などと芸能人に対してだけではなく、日常でも有名人という言葉は使われます。

地域や学校のように狭い世界の中でも、名前が知れ渡っていれば有名人だと噂される人がいたのではないでしょうか。しかし、著名人だよねとはなかなか日常で使われません。

では、その使い分けにどんな差があるのでしょうか。

結論:良くも悪くも知られているのが有名人、良い意味なのが著名人

有名人は良い意味も悪い意味も含んでよく知られている人です。一方、著名人は良い意味でのみよく知られている人を指します。

「有名人」をもっと詳しく

有名人は良い意味でも悪い意味でも世間に名が知られている人です。芸能人に限らず、スポーツ選手や作家などあらゆる分野の人に使われます。

たとえ犯罪者であったり、悪いことをした人であってもよく知られていれば「有名人」となります。

ちなみに英語では “well‐known person” と言います。周知された人という意味ですね。

「有名人」の使い方の例

  • 「あの子はいつも優勝しているのでこの大会ではもはや有名人だ」(良い意味)
  • 「喧嘩ばかりしているのでこのあたりではすっかり有名人だ」(悪い意味)

「著名人」をもっと詳しく

著名人はある分野や社会で良い意味で名が知られており、重んじられている人です。

有名人よりも良い印象を受けます。

また、英語では “celebrity” です。大衆に広く注目され、名声のある話題の人を意味します。

日本で使われるセレブとは意味合いが異なりますね。

「著名人」の使い方の例

  • 「あの方は科学界の著名人とも言える」

まとめ

以上、この記事では、「有名人」と「著名人」の違いについて解説しました。

  • 有名人:良くも悪くも広く知られている人
  • 著名人:良い意味で知られ、重んじられている人

有名人という大きな括りの中に、良い意味で知られた時だけ使える著名人という言葉があるイメージですね。

大雑把に有名人と呼んでも間違いにはなりませんが、その人の経歴や成し遂げたことによって使い分けるとより伝わるかもしれません。