ファッション業界にはさまざまな似たような単語があって、区別するのが難しい場合もありますよね。
例えば、帽子でも「ハット」や「キャップ」などさまざまな種類があります。
そこで、今回は「ハット」と「キャップ」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:つばがあるかどうかが違う
一方、「キャップ」とは、つばがない帽子のことで、一部に前つばがついているものも含まれます。
つまり、「ハット」と「キャップ」ではつばがついているかどうかが違うのです。
「ハット」をもっと詳しく
ハットとは頭が入る部分の周囲につばがある帽子のことです。
英語では “hat” と言いますが、英語では帽子の総称としても用いられています。
そして、ハットにはいろいろな形状や種類がありますが、日本で単に「ハット」と言った場合には中折れ帽を指すことが多いでしょう。
ちなみに、ハットは男女問わず大人っぽく見せることができます。
また、ツバが360°全方位にあるので、小顔効果も期待できます。
ここからはハットの種類について詳しく見ていきましょう。
ハットの種類
ハットには主に9つの種類があります。それぞれについて見てきましょう。
中折れ帽
ハットの中ではもっとも一般的です。
そして、保温効果もあるという特徴もあります。
カンカン帽
山高帽
固めの肌触りになっています。チャップリンでおなじみの帽子です。
シルクハット
一歩間違えるとマジシャンのようになってしまうので、ファッションに取り入れる難易度は高めです。
テンガロンハット
テンガロンハットとはカウボーイがかぶるような帽子で、頭が入る部分が大きく、つばが広く、飾りひもがついています。
ポークパイハット
ポークパイハットとは帽子の頂点がポークパイのようになっている帽子のことです。
平面的でシンプルなデザインであり、髪の長さに関係なく着用することができます。
そのため、性別関係なく人気なハットです。
キャペリンハット
キャペリンハットは主に女性向けのハットです。
つばが大きく広がっていて柔らかな素材や形状をしています。
チロリアンハット
チロリアンハットは、つばが前下がりになっているのが特徴のハットです。
パリの男たちやギャンブラーたちがこぞって愛用したことでファッションアイテムとして広く浸透しました。
マウンテンハット
マウンテンハットは山のような形の帽子です。デザインにランダム性があります。
「キャップ」をもっと詳しく
キャップとは、つばがない帽子のことで、一部に前つばがついているものも含まれます。
日本で単にキャップと言った場合には野球帽のことを表しています。
そして、キャップは老若男女問わず人気があります。
また、コーディネートを選ばずにチョイスすることができるので、手軽なファッションアイテムです。
そして、キャップの中にはかぶる人の頭の大きさによってサイズを調整することができる「アジャスター」がついているものもあります。
そのため、アジャスターがついているキャップは風で飛ばされる心配がありません。
また、キャップは通気性がいいので、汗をかいても蒸れることはありません。
ここからはキャップの種類について見ていきましょう。
キャップの種類
キャップには主に7つほど種類があります。
野球帽
野球帽は、もっとも一般的なキャップです。
深めにかぶれるのでフィット感が強いという特徴があります。
そして、前方についているバイザーが日焼け対策として大きな役割を果たします。
ニット帽
ニット帽とは、ニットという素材でできた帽子のことです。
スキー場でかぶる帽子のことをイメージするとわかりやすいかもしれません。
ちなみに、ニット帽の中でも一般的なものはワッチキャップと呼ばれます。
キャスケット
キャスケットとは前つばがある帽子のことです。
そういう意味では野球帽もキャスケットの一種ですが、単にキャスケットと言った場合には、かつて新聞売りがかぶっていたような帽子のことを表します。
ハンチング
ハンチングは狩猟用に作られた帽子です。
探偵がかぶっているというイメージが強いと思います。
ベレー帽
ベレー帽は丸くて平らな形をしているキャップです。
つばがなく、画家がつけている印象が強いでしょう。
ワークキャップ
ワークキャップは頭頂部分が円筒型になっているキャップです。
一時期、爆発的な流行になりました。
マリンキャップ
マリンキャップとはフランスのノルマンディーの漁師たちが使用していたキャップです。
警官の帽子のような形状をしています。
まとめ
以上、この記事では、「ハット」と「キャップ」の違いについて解説しました。
- ハット:頭が入る部分の周囲につばがある帽子のこと
- キャップ:つばがない帽子のことで、一部に前つばがついているものも含まれる
このように、「ハット」と「キャップ」では明確な違いがあります。
友達にこの違いを自慢してみるのもいいかもしれません。