健康に良いと話題のヨガですが、実は様々な方法で行うことが出来ると知っていましたか?ヨガとホットヨガは異なる二つの方法です。
この記事では両者の違いを説明します。どちらが自分に効果的であるか考えながら読んでください。
このページの目次
結論:「ホットヨガ」は、高温多湿な環境の中で「ヨガ」を行うこと
「ヨガ」は、常温の中で行います。
「ホットヨガ」は、高温多湿の中で行います。
「ヨガ」についてもっと詳しく
ヨガは、呼吸を整えながら精神を安定させる方法です。発祥の地はインドです。身体を動かしながら心のバランスを保つ、精神を養う修行法として発祥しました。4000 年以上の歴史をもち、多くの国に伝わる中で様々な発展を遂げました。
ヨガをする時は、常温や自然な環境の中でポーズをとります。深く呼吸をすることで、高い集中力を得ることが出来ます。体のバランスをとりながらポーズをとるため、筋肉量が増える傾向があります。身体の動きは少なく、汗をかくことはほとんどありません。
「ホットヨガ」についてもっと詳しく
ホットヨガは、高温多湿の環境で行うヨガを指します。通常のヨガから派生して生まれた形です。室温 38~40 度、湿度 44~65% の環境下でヨガのポーズをとります。
環境が高温多湿のため、大量の汗をかきます。1 時間に 1ℓ 以上の水分を補給する必要があります。水分をとることで代謝が良くなり、さらに汗をかきます。次第に体の巡りが良くなります。この循環によって老廃物が押し流されます。これによって、ホットヨガのデトックス効果(※)が高まります。
- ※デトックス効果:体内の毒素や老廃物を取り除くこと。体内を浄化させること。
「ヨガ」と「ホットヨガ」の異なる効果
ヨガとホットヨガを比較すると、ポージングの違いはほとんどありません。しかし、効果には大きな違いがあります。
ヨガは、強い精神力を養うことが出来ます。呼吸や瞑想をしながらポーズをとるからです。外界から自分の中に入り込む情報を最小限に抑え、自分と向かいあうことが出来ます。
ホットヨガは、ストレス発散の効果があります。身体が温まることで、体内の老廃物と一緒にストレスが排出されます。身体から不要な物が排出されることで、心身ともにリフレッシュできます。
身体の変化に即効性を求める場合は、ホットヨガから始めることがおすすめです。なぜなら、温かい環境でヨガをすることで、心拍数が上がり有酸素運動となるからです。そのため、ホットヨガばヨガよりダイエット効果が高いと言えます。
どちらのヨガが効果的か
効果的なヨガの種類は人によって異なります。ヨガにどのような効果を期待しているかによって、ヨガの種類を選ぶようにしましょう。以下では、異なるシチュエーションにおいて、どちらのヨガを選ぶ方が効果的かまとめました。
- Aさん「私はダイエットとしてヨガを始めたいです。激しい運動が苦手なので、室内でも簡単に始められるヨガに魅力を感じました。」
→ホットヨガが最適です。常温で行うよりも、大量の汗をかいてエネルギーを消費することが出来ます。老廃物を流すことで、身体がすっきりするでしょう。
- Bさん「私は精神統一のためにヨガを始めたいです。大切なプレゼンテーションの前など、とても緊張しやすいので自分を落ち着かせる方法を探しています。」
→常温のヨガがおすすめです。呼吸を整えながら、気分を落ち着かせることができます。精神統一の効果もあります。
- Cさん「私は体質改善のためにヨガを始めたいです。手足が冷えやすく、肩こりなど身体の不調を感じやすいことが悩みです。」
→ホットヨガの方が良いでしょう。常温のヨガでは、身体が固くて出来ないポーズも多いです。しかし、温かい環境の中で行うホットヨガは、身体の柔軟性が上がります。誰でもできるポーズが多く、効果が高いです。
- Dさん「私はヨガを始めたいですが、仕事がとても忙しいです。場所を選ばず、短時間で行うヨガを探しています。」
→常温のヨガが最適です。ホットヨガを行うためには、高温多湿な環境を準備する必要があります。そのため、自宅や仕事場ですぐに行うことが出来ません。ヨガであれば、自宅で手軽に行えるためおすすめです。
まとめ
以上の記事では、「ヨガ」と「ホットヨガ」の違いを解説しました。
- ヨガ:常温の環境で行う。精神統一の効果がある。
- ホットヨガ:高温多湿の環境で行う。デトックス、ダイエット効果がある。
同じヨガでも、方法によって効果が異なります。あなたにぴったりの方法を見つけましょう!