ニュースやワイドショーなどで「評論家」や「批評家」の方々をよく見ますね。
政治や経済、芸能などのニュースの解説をしてくれる人たちですが、そもそもどんな職業なのかわかりますか?
また「評論家」と「批評家」の区別も難しいですよね。
今回はそんな「評論家」と「批評家」の違いを説明します!
結論:否定か肯定かで区別する
「批評家」は否定的な視点から意見を述べることが多いです。
「評論家」と「批評家」ってどんな職業なの?
「ある事柄に詳しかったり、重要な役職にある人が自分が専門にしている分野について意見を言う」職業のことです。
しかし、ここで注意したいのは「評論家」と「批評家」という職は、どちらも時別な許可や資格が必要ではないので誰でも名乗ることができるということです。
また、「評論家」と「批評家」は「評論や批評を仕事とする人」という定義付けもされています。
評論と批判の違いが、そのまま「評論家」と「批評家」の違いになるようですね。
そこで、以下では「評論」と「批評」の違いを見ていきましょう。
「評論」についてもっと詳しく!
評論は、特定の物ごとや分野について、価値や善悪、優劣などを考察して論じることです。
「評論」は「批評」よりも、論じること(自分の意見を述べることなど)に重きを置いた言葉です。
ある作品に対する感想のことを「批評」と言うことはできますが、感想だけを「評論」とは言わないですよね。評論には、さらに発展させた話題や、根拠や、自分の意見が必要です。
「批評」についてもっと詳しく!
「批評」とは、ある事象の良し悪しや善悪を判断すること、という意味があります。
ここまでだと「評論」との違いがありませんよね。
「批評」は「批判」という言葉と同義として扱われることが多いです。つまり、否定的なニュアンスが強いのです。
もちろん良い面を述べることもありますが、「誤りや欠点を指摘する」という意味に限定して使われることがあるので気を付けましょう。
また「批評」は「評論」よりも善悪をはっきりさせようとする立場であることが多いです。
まとめ
以上、この記事では「評論家」と「批評家」の違いについて説明しました。
- 評論家:ある事象を肯定、否定の両面から論じる人のこと
- 批評家:ある事象を主に批判的な立場から、良し悪しを判断する人のこと
ただし、評論や批評をするときには、ただの中傷にならないように気を付けましょう!