みなさんも生活しているとさまざまな「無料」のものに出会うことでしょう。
例えば、オンラインゲームなどではプレイする料金を「無料」にして課金アイテムを販売することで儲けを得ているものがたくさんあります。
また、街頭で配っているティッシュも「無料」ですよね。
ところで、「無料」と似た言葉として「無償」がありますが、みなさんはこの 2 つの言葉の違いをご存知でしょうか。
同じ言葉だと思っている人も多いと思います。確かにどちらも商品やサービスに対する料金を払わなくていいという点は同じです。
しかし、きちんと違いがあるんです。
そこで、今回は「無料」と「無償」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:見返りが必要かどうかが違う
一方、「無償」とは一切の見返りを求めないことです。
つまり、「無料」と「無償」では見返りが必要かどうかが異なるのです。
「無料」をもっと詳しく
「無料」には料金を払う必要がないという意味しかなく、無条件ではないため何らかの見返りが必要な場合もあります。
例えば、「無料」のものを手に入れるためには会員登録が必要だったり、そのサービスのレビューが必要だったり、料金以外の対価を求められる可能性があります。
もちろん見返りが必要ない時もあります。
しかし、「無料」のものを見た時には何か対価が必要かどうかきちんと見極めたほうがいいでしょう。
つまり、「無料」は、「料」金が「無」しというだけなのです。
ちなみに、「無料」は一般的な言葉で幅広い場面で使うことができます。
そして、書き言葉ではありますが、あまりかたい表現ではなく、話し言葉として使っても違和感はありません。
ただ、法令など堅苦しい文章で使われることはほとんどありません。
「無償」をもっと詳しく
「無償」とは一切の見返りを求めないことです。
そのため、「無料」よりもお得であると言えるでしょう。
例えば、「無償の愛」とは見返りを求めない純粋な愛のことを表していますよね。
また、車のリコールなどの時は、車の部品を無償でかえてくれます。
ただ、商売の世界で無償なものはめったにないと言えるでしょう。
そして、「無償」はビジネス文書や契約書などかたい表現が求められる時に使われることが多いでしょう。
まとめ
以上、この記事では、「無料」と「無償」の違いについて解説しました。
- 無料:無条件ではないため何らかの見返りが必要な場合も
- 無償:一切の見返りを求めないこと
「無料」と「無償」ではこんなに意味が違ったんですね。「無償」だと思って「無料」のものに手を出してしまうと「タダより高い物はない」という事態になってしまうかもしれないので注意が必要です。