今回は、「雑学」と「豆知識」について解説します。どちらも「知らなくても損はないもの」というイメージがありますよね。また、「○○の雑学・豆知識!」のように、並べて使われるのをよく見ます。実は、この二つには違いがあるのです。
結論:「雑学」は色々な種類の知識の集合、「豆知識」は実用的な知識
雑学の中でも特に日常生活で役に立つものが「豆知識」と呼ばれています。
よって、これらの中には境界線があいまいなものもあります。
「雑学」を深堀り
「雑学」は、「多方面にわたる雑多な知識」という意味です。つまり、色んな分野から知識を少しずつ集めて、まとめたのが「雑学」です。
一方、現在は、一般的に「広く知れ渡っていないと思われる知識」を雑学と呼んでいます。よって、「常識」と言われる、みんなが知っていることは雑学にはなりません。
また、「雑学に詳しい人」と言えば、一つのことを深く知っているのではなく、いろいろな分野のことを広く浅く知っている人のことを指します。
雑学には、「コミュニケーションツール」としての役割もあります。
人気テレビ番組「トリビアの泉」のように、役に立つかわからないけど面白くて、次の日に友達に教えたくなってしまうようなマニアックなネタ、これも雑学と呼ばれています。
「豆知識」を深堀り
「豆知識」の本来の意味は、「豆のように小さな知識」です。現在では、知っていると日常生活で実際に役に立つ知識のことを指します。そして、「豆知識」は「雑学」の中の一つの種類です。
また、「豆知識」は、「本筋からは離れるが知っていると得する知識」とも言われます。
例えば、犬の歴史についての本を読んでいる時に、「犬の寿命」という豆知識を紹介するページがあるとします。犬の歴史から話はそれますが、犬を飼っている人や、これから飼う人には知っていてためになる情報です。これも「豆知識」と呼ばれます。
「雑学」と「豆知識」を比べてみる
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まとめ
以上、この記事では、「雑学」と「豆知識」の違いについて解説しました。
- 雑学:色々な種類の知識の集合、面白い知識
- 豆知識::豆のように小さな知識、知って得する実用的な知識
現在の使われ方ではっきりとした区切りはありませんが、本来の意味には違いがあることがわかりましたね。
この記事が皆さんの「雑学」(きっと実用的ではないので)になったかと思います。