皆さん、この夏休みはどう過ごしますか。海へ行く人、勉強時間に当てる人、ショッピングへ行く人、色々な過ごし方がありますね。
そして、それらのエピソードは、終わった後に誰かに話してみたくなるものだと思います。
その時、「この夏休みはいろんな経験したよ」「スカイダイビングを体験してみたよ」など、「経験」または「体験」という言葉を使うのではないでしょうか。
しかし、この違いを理解した上で、使い分けている人は多くないと思います。
この記事では「経験」と「体験」の違いを徹底解説します。
結論:違いは、身についたかどうか
「経験」は、行動をした上で、知識や技能を身に付けることです。
「体験」は、行動することそれ自体を指します。
つまり、「体験」を通じて結果的に学びを得た場合、「経験」になるということです。
「経験」をもっと詳しく
「経験」は、行動をした上で、知識や技能を身に付けることです。
これらの知識や技能は、特に今後の人生に繋げることができるものを指します。
過去に積んだ「経験」を表すときには、「経験値」や「経験量」という言葉を使います。これらが多いほど、知識や技能があるということになります。
例文としては、以下のようなものが挙げられます。
- 過去10年間で3回職を変え、色々な仕事を経験してきた。それらの仕事は、全てキャリアとなり、今の自分に生かされている。
- 新入社員の私と、先輩の実力差は歴然だった。おそらく、圧倒的な経験量の差があるのだろう。
このように、行動を通じて、知識や技能を身に着ける場合は、「経験」を使用します。上記の例文で、「経験」を「体験」と置き換えると、不自然な文章になります。
「体験」をもっと詳しく
「体験」は、行動することそれ自体を指します。自分が何をしてみたいのか、という自分の欲求に基づいて行われることなので主観的な目線になります。
例えば、体験学習、体験談、恐怖体験などの言葉があります。これらは、その場限りで完結するものばかりです。
「体験」は次に繋げることを目的としないため、「一度やってみた」というエピソードを話す場合に使うのが適切です。
まとめ
以上、この記事では、「経験」「体験」の違いについて解説しました。
- 経験:その行動の上で、知識や技能を身に付けること
- 体験:行動することそれ自体