「煩わしい」と「面倒くさい」の違いとは?わかりやすく解説

違いのギモン

みなさんはある特定の何かをするやる気がわかない時、なんと表現しますでしょうか。

いろんな表現があると思いますが、「煩わしい」や「面倒くさい」を使う人が多いのではないでしょうか。

ところで、「煩わしい」や「面倒くさい」は似たような表現ですが、何が違うのでしょうか。

答えられる人はあまりいないと思います。

そこで、今回は「煩わしい」と「面倒くさい」の違いについて解説していきたいと思います。

結論:ニュアンスが違う

まず、「煩わしい」は手間がかかることを負担に感じて気が重くなる様子という意味です。

一方、「面倒くさい」とは手間がかかって関心がもてないことからやる気が起きない様子のことです。

つまり、「煩わしい」と「面倒くさい」ではニュアンスが異なるのです。

「煩わしい」をもっと詳しく

煩わしいは手間がかかることを負担に感じて気が重くなる様子という意味です。

そして、煩わしいと感じる理由の原因は精神的・心理的なものが大きくなります。

そのため、煩わしいと感じる具体的な原因は漠然としたものになりがちです。

 

そして、精神的な影響が大きいので同じ物事でも煩わしいと感じる人がいれば、ちっとも煩わしいと感じない人もいます。

なぜなら、精神的な事柄は人によって感じかたが異なるからです。

また、同じ人でも、一度経験していたり、今までの経験から予測して内容がわかったりすると、取り組むのに気が重くなってしまう場合があります。

 

そして、予想される問題に頭を使わなければならない場合に煩わしいと感じることが多いでしょう。

「面倒くさい」をもっと詳しく

面倒くさいとは手間がかかって関心がもてないことからやる気が起きない様子のことです。

そして、「煩わしい」よりは精神的な負担は大きくなく、基本的には避けられるものなら避けたいという意思表示に使われることが多いでしょう。

 

また、「面倒くさい」は客観性の高い根拠で理由を説明できる場合が多いでしょう。

なぜなら、面倒くさいと感じる対象が具体的で分かりやすいからです。

例えば、「部屋を片付けるのが面倒くさい」という場合、片づけなければならないものは部屋に散らかっているものです。とても具体的ですよね。

そのため、思い悩む必要はあまりありません。

 

ただ、どれだけ取り組みたいかについては主観で判断されるため、同じ物事でも人によって面倒くさいと感じたり、感じなかったりします。

例えば、掃除が好きな人だと散らかっている部屋を見ても片づけるのが面倒くさいとは思いませんよね。

ちなみに、その人によってどのくらい面倒くさいと感じられるかによって実際に取り組むことができるかどうかは変わります。

まとめ

以上、この記事では、「煩わしい」と「面倒くさい」の違いについて解説しました。

  • 煩わしい:手間がかかることを負担に感じて気が重くなる様子
  • 面倒くさい:手間がかかって関心がもてないことからやる気が起きない様子

「煩わしい」と「面倒くさい」にもきちんと違いがあったんですね。

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和佐 崇史
文章を書くこと、読むことが大好きな大学生です。中学2年生で漢検2級を取得するなど、言葉については詳しい自信があります。Webライターとしてはこれまで累計1,000記事以上を執筆してきました。