就職活動のシーズンが始まると、「会社説明会が解禁となった」などのニュースをよく聞きます。
ところで、就職活動で初めに行くべきであるのは、「セミナー」と「説明会」のどちらでしょうか?
この両者の相違点には分かりにくいところがあります。
そこで今回は、「セミナー」と「説明会」の違いについて解説していきます。
結論:選考との関係の有無
対して、「説明会」は選考に関係し、会社についての説明を聞くものであることが多いです。
「セミナー」をもっと詳しく
「セミナー」の語源はラテン語の “seminarium” (セミナリウム) です。これを英語で言うと、 “seminar” (セミナー)で、ドイツ語である “Seminar” (ゼミナール)と同じ語源を持ちます。
セミナーは、学生らが教授のサポートを受けながら、あるテーマについて研究し、議論をする、という教育方法のことを指します。
ですので、本来は参加者が研究報告を行ったり、それについて議論をしたりする場です。
これにならい、就職活動での「セミナー」は、参加型形式で、ディスカッションを行うなどの特徴があります。
また、多く開催されるのは、就職活動セミナーと題して、エントリーシートや面接について学ぶもので、これらが選考に直接的に関係があることは少ないです。
「説明会」をもっと詳しく
「説明会」の特徴は、会社が学生に対して業務や待遇の説明を行うことです。
特に、出席者の積極的な参加を求めるプログラムは少なく、会社のことを知る場であると言えます。
ですが、セミナーと違って、その会社の選考に進むためには説明会への参加が必須であったり、終了後すぐに筆記試験などの選考に進んだりすることが多いようです。
補足
元の意味はこのように違いがありますが、実際の使い分けはかなり曖昧です。
例えば「セミナー」であっても、「セミナー&選考会」という形を取れば選考に直結します。
また、「説明会」を柔らかく表現するために、「セミナー」という言葉を用いる場合もあります。
このような例外もあるので、「セミナー」「説明会」共に、参加する前に開催情報をよく確認することが大事でしょう。
まとめ
以上、この記事では、「セミナー」と「説明会」の違いについて解説しました。
- セミナー:参加型で選考に関係なく就職活動の知識を得る場
- 説明会:会社から採用に関する説明を聞く場
両者の違いを理解した上で、しっかりと準備をして参加したいですね。