ノシの意味とは?「のし」とは読まない?ネットでの使い方まで解説

言葉

ノシとは「手を振る動作を表す絵文字」です。

意味がよくわからない状態でノシを見ると、「“のし”と読んでいいの?」「どんなときに使えばいいの?」という疑問に陥ってしまいますよね。

ネット上でのやりとりでノシの意味がわからないと、相手が表したいニュアンスが汲み取ることができず、もったいないです。

そこで、この記事では、ノシの意味や具体的な使い方、由来について解説します。

☆「ノシ」をざっくり言うと……

書き方ノシ
※半角で書く
意味手を振る動作を表す絵文字
由来2000年代中頃から、ネット掲示板の「2ちゃんねる」で使われるようになった

「ノシ」の意味

ノシ

手を振る動作を表す

例:また明日ね(・ω・)ノシ

ノシは、手を振る動作を表す絵文字です。

ノは片手を上げた様子を表し、シは手を動かすことによって見える残像を表します。

SNSやチャットなどで、別れの挨拶のあと、文末に顔文字と一緒にノシを使うことで、文字で相手に手を振ることができます。

また、単なる挙手や、手を激しく動かす様子を表す場合もあります。

「のし」とは読まない

ノシは手を振っている様子を表すものであるため、「のし」とは読みません。

そもそも記号であるため、発音する場面がありません。

「ノシ」の使い方


ノシは顔文字と合わせて使うことが多いです。

また、顔文字は基本的に半角で入力されるため、ノシも半角で書くのが一般的です。

ノシはインターネット上のやりとりにおいて、下記のような場面で使います。

  1. 別れの挨拶
  2. 出会いの挨拶
  3. 挙手
  4. 抗議・催促
  5. 爆笑

ここからは、それぞれの場面に分けて、例文を紹介します。

使い方①別れの挨拶

ノシは、別れの挨拶で使うことがほとんどです

例文を見てみましょう。

例文
  1. また明日ね(・ω・)ノシ
  2. じゃあね〜(>∇<)ノシ
  3. A:今日はもう落ちるわノシ
    落ちる:書き込みややりとりから離脱する
    B:ノシ

例文③のように、ネット掲示板やチャットでは、挨拶をされた側も「ノシ」と手を振り返すことがあります。

使い方②出会いの挨拶

ノシは別れの挨拶だけでなく、出会いの挨拶で使う場合もあります

手を振りながら相手に近づいているイメージです。

例文を見てみましょう。

例文
  1. やっほー(・∇・)ノシ♪
  2. A子です!よろしくねノシ♪

使い方③挙手

ノシは挙手を表す記号として使われることもあります

例文を見てみましょう。

例文
  1. 私も同じ服を買ったよノシ
  2. A:このアイディアに賛成の人〜!
    B:はーい(・ω・)ノシ

なお、挙手を表す記号には、ノシのほかに以下のようなものがあります。

  • ノ"
    手を振る動作を表す
    例:いつでも連絡してねノ"

  • 単に手を挙げている様子を表す記号
    ※手は振っていない
    例:私もその案がいいと思う

ちなみに、ノは、個数を増やすことにとって、同意の意味を強めることもできます。

使い方④抗議・催促

ノシは抗議や催促といった意味合いで使う場合もあります

この場合、「( ‘ω’)ノシバンバン」という、机を叩く「バンバン」という音が入った絵文字を使うことが多いです。

例文を見てみましょう。

例文
  1. この俳優陣での実写化はいやだ( ‘ω’)ノシ バンバン
  2. 新作のゲーム、早く発売されないかな( ‘ω’)ノシ バンバン

使い方⑤爆笑

ノシは爆笑を表す際に使う場合もあります

この場合も、抗議・催促を表す場合と同じく、バンバン音と一緒に用いることが多いです。

机を叩きながら大笑いしているイメージです。

例文を見てみましょう。

例文
  1. この動画がおもしろすぎたノシ(‘ω’)ノシ バンバン!!
  2. このギャグ、意味がわからなくて好きノシ(‘ω’)ノシ バンバン!!
顔文字でノシのニュアンスも変わる

ノシの意味合いは、顔文字の表情によって微妙に違ってきます。

たとえば、同じ別れの挨拶でも、顔文字が笑っている場合と泣いている場合とでは、伝わる印象が異なりますよね。

  • またね(>∇<)ノシ
    →明るいイメージ
  • またね(´;ω;`)ノシ
    →悲しいイメージ

そのため、ノシを使う際には、一緒に使う顔文字にも工夫してみましょう。

「ノシ」の由来

ノシは、2000年代中頃から、ネット掲示板の「2ちゃんねる」で使われるようになった記号です。

 

ネット掲示板では、アスキーアートがよく使われます。

アスキーアートとは、文字や記号を入力することによって描かれる絵のことです。

当時よく使われいたアスキーアートのなかに、手を振っている姿を表すものがありました。

そのアスキーアートのなかで「ノシ」だけを切り取り、絵文字のような形で使うようになったのです。

ノシは死語?

ノシが誕生してから10年以上が経過しており、ノシを使う人も減ってきています。

そのため、ノシを死語だと捉える人もいます。

ただ、SNSの投稿などを見てみると、インターネット上でノシを使っている人はまだまだたくさんいることがわかります。

「ノシ」のまとめ

以上、この記事ではノシについて解説しました。

書き方ノシ
※半角で書く
意味手を振る動作を表す絵文字
由来2000年代中頃から、ネット掲示板の「2ちゃんねる」で使われるようになった

ノシは、文字を通して動作を表すことができるため、面白いですね。

友達とのやりとりなどで、気軽に使ってみましょう。