暑い夏がやってきますね。今年も猛暑が予想されています。皆さんは、どのような冷房を使っていますか。
夏の暑さをしのぐ方法として、「扇風機」「送風機」「サーキュレーター」があります。学校にあったり、家にあったり、どれも身近な存在ですよね。
しかし、これらの違いを、詳しく説明できる人は少ないと思います。
この記事では「扇風機」と「送風機」と「サーキュレーター」の違いを解説します。
結論:違いは目的
「送風機」と「サーキュレーター」は、空気を循環させるものです。
一般的に「送風機」が工業・産業用で、「サーキュレーター」が家庭用です。
「扇風機」をもっと詳しく
「扇風機」は人が直接的に涼しくなるためのものです。近場で広範囲に風が届くのが特徴です。
「扇風機」は、明治時代にアメリカから伝わりました。今でも多くの人に愛されている定番の冷却家電ですね。
タイマー機能や、風量調節のためのダイヤル機能など、快適に使うための様々な機能が付いています。
「送風機」をもっと詳しく
「送風機」は、風を送る機械です。業務・産業用で、使われています。「送風機」と「サーキュレーター」の機能は同じです。
英語では “blower” です。 “blow” は「風に吹かれる」などの意味があります。
「サーキュレーター」をもっと詳しく
「サーキュレーター」は空気を循環させることを目的としています。風がまっすぐなので、遠くまで風が届きます。
風がまっすぐなのは、風切り刃で風の向きを変え、周りに広がろうとする風を抑える特殊な構造をしているためです。
「サーキュレーター」は、エアコンと併用すると効果的です。部屋をより早く涼しい状態にできるだけでなく、部屋の温度をある程度一定に維持できるので、電気代の節約に繋がります。
また、空気を循環させる目的で、冬場の暖房器具との併用ができます。例えば、ストーブと併用する場合、部屋全体を均一に温めることができるのです。
また、湿度が高い時も、「サーキュレーター」を使うことで緩和することができます。
大きな音が出てしまうので、自分がうるさく感じたり、近所の迷惑になったりする恐れがあります。そのため、購入の際は、「音量」がポイントと言えます。
英語では、 “circulator” です。 “circulate” は「循環する」という意味があります。
サーキュレーター機能付き扇風機
最新型の家電として、エアコンとの併用を考えつつ、扇風機の機能を残したものが発売されています。
遠くに風を届けることができ、近くにも心地よい程度の涼しい風が届くのが特徴です。風量調節がかなり広い範囲で行うことができます。
今年人気のサーキュレーター機能付き扇風機をご紹介します。
- ハイポジション扇 HEF-DC4000 /日立
- DC 扇風機 MJ-EFDC1 /無印良品
- 3D ファン PJ-F2DBG /シャープ
- サーキュレーター扇風機/シロカ
- DC ミニリビング扇風機/ノジマ
まとめ
以上、この記事では、「扇風機」「送風機」「サーキュレーター」の違いについて解説しました。
- 扇風機:人が直接的に涼しくなるための機器
- 送風機:風を循環させる、工業・産業用機器
- サーキュレーター:風を循環させる、家庭用機器
皆さんの生活スタイルにあったものは「扇風機」「送風機」「サーキュレーター」のどれでしたか。
「扇風機」「送風機」「サーキュレーター」は、それぞれに強みと弱みがあります。生活スタイルに合わせて変えたり、時には組み合わせてみるといいと思います。違いを知って暑い夏を乗り切りましょう。