「よろしい、ならば戦争だ」とは「意見が異なる相手に宣戦布告するフレーズ」です。
「よろしい、ならば戦争だ」はネット上でたまに見る言葉ですが、元ネタが何なのか気になりますよね。
そこで、この記事では「よろしい、ならば戦争だ」の意味から由来まで詳しく解説しています。
あらかじめご了承ください。
☆「よろしいならば戦争だ」をざっくり言うと……
読み方 | よろしい、ならば戦争(クリーク)だ |
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意味 | 意見が異なる相手に宣戦布告するフレーズ |
由来 | マンガ『HELLSING』に登場する少佐のセリフ |
英語訳 | Very vell. Then let it be Krieg. Very well. Then let it be war. |
このページの目次
「よろしい、ならば戦争だ」の意味
意見が異なる相手に宣戦布告するフレーズ
元ネタでは戦争に「クリーク」とルビが振られているため、「よろしい、ならばクリークだ」と読みます。
意見が対立する相手と徹底的に戦う時に用いられます。
「よろしい、ならば戦争だ」の由来
「よろしい、ならば戦争だ」の由来はマンガ『HELLSING』に登場する少佐というキャラクターのセリフです。
少佐はナチスの生き残りで結成された『最後の大隊』を率いています。
そんな少佐が『最後の大隊』を鼓舞するために行った以下の演説の中に「よろしい、ならば戦争だ」が登場します。
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が大好きだ殲滅戦が好きだ
電撃戦が好きだ
打撃戦が好きだ
防衛戦が好きだ
包囲戦が好きだ
突破戦が好きだ
退却戦が好きだ
掃討戦が好きだ
撤退戦が好きだ平原で 街道で
塹壕で 草原で
凍土で 砂漠で
海上で 空中で
泥中で 湿原でこの地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ
戦列をならべた砲兵の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられた敵兵が効力射でばらばらになった時など心がおどる戦車兵の操るティーゲルの88mm(アハトアハト)が敵戦車を撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵をMGでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった銃剣先をそろえた歩兵の横隊が敵の戦列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ慮兵達が私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げるシュマイザーにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ哀れな抵抗者達が雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを80cm列車砲(ドーラ)の4.8t榴爆弾が都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
露助の機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった村々が蹂躙され女子供が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ
英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
英米攻撃機(ヤーボ)に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ諸君 私は戦争を地獄の様な戦争を望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?更なる戦争を望むか?
情け容赦のない糞の様な戦争を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?『戦争(クリーク)! 戦争(クリーク)! 戦争(クリーク)!』
よろしい ならば戦争(クリーク)だ
我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの戦争ではもはや足りない!!大戦争を!!
一心不乱の大戦争を!!我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人の吸血鬼の戦闘団(カンプグルッペ)で
世界を燃やし尽くしてやる全フラッペン 発動開始 旗艦デクス・ウキス・マキーネ 始動
離床!! 全ワイヤー 全索引線 解除
「最後の大隊 大隊指揮官より 全空中艦隊へ」
目標 英国本土 ロンドン首都上空!!第二次ゼーレヴェー(あしか)作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
この演説は印象的だったため、この演説を改変した文章が2ちゃんねるなどの掲示板に多く投稿された時代もありました。
『HELLSING』は20世紀末のイギリスを舞台にしたマンガです。
吸血鬼と吸血鬼を狩るハンターたちが戦う内容になっています。
主人公はハンターでありながら、絶大な力を持つ吸血鬼でもあるのが特徴的なマンガです。
「よろしい、ならば戦争だ」の使い方
「よろしい、ならば戦争だ」は意見が対立した相手に戦いを仕掛ける時に用いられます。
具体的な使い方を会話例で見ていきましょう。
俺の嫁とは、男性のオタクが自分の好きなキャラクターを呼ぶ言葉です。
A男とB男は同じキャラクターが好きなため、対立が起こってしまいました。
上の会話例では、あるアニメが好きな人と好きではない人が対立しています。
「よろしい、ならば戦争だ」の英語訳
「よろしい、ならば戦争だ」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- Very vell. Then let it be Krieg.
(よろしい、ならば戦争だ。)
※マンガの英訳版の表記 - Very well. Then let it be war.
(よろしい、ならば戦争だ。)
❶の英語訳は英訳版『HELLSING』に実際に登場するものです。
このセリフを発している少佐はドイツ人のため、英訳版ではドイツ語なまりの英語を話しています。
そのため、wellがvellとなまっていますし、warがドイツ語で戦争を表すkriegになっています。
「よろしい、ならば戦争だ」のまとめ
以上、この記事では「よろしい、ならば戦争だ」について解説しました。
読み方 | よろしい、ならば戦争(クリーク)だ |
---|---|
意味 | 意見が異なる相手に宣戦布告するフレーズ |
由来 | マンガ『HELLSING』に登場する少佐のセリフ |
英語訳 | Very vell. Then let it be Krieg. Very well. Then let it be war. |
「よろしい、ならば戦争だ」は相手と意見が違った時に使える便利な言葉です。
ただし、誤解を与えかねない言葉でもあるので、親しい人のみに対して用いるのがおすすめです。