「講演会」と「セミナー」の違いとは?英語までわかりやすく解説

違いのギモン

日々、東京を中心とした全国各地で「講演会」や「セミナー」が開催されています。内容は様々で、社会問題や政治、ITといった真面目で大きなテーマから、お掃除術・節約術といった日常的で実用的なテーマまであります。

しかし、「講演会」と「セミナー」は何が違うのでしょうか。今回は、両者の違いについて解説していきます。

結論:「講演会」では話を聞き、「セミナー」では積極的に参加する。

「講演会」とは、「講演」をする会のことです。テーマに沿った内容を専門家や経験者が話します。

「セミナー」とは、参加者が積極的に意見を出し合う勉強会のことです。別名「ゼミナール」です。

「講演会」をもっと詳しく

「講演」とは、大勢の人に対し、何らかの話をすることです。よって「講演会」とは、大勢の人に対し、何らかの話をする会のことです。特定の話題・内容に興味がある人が集い、自らの意思で参加します。

講演を英語で “lecture” 、「講演会」を英語で “lecture meeting” といいます。講演者は、「講演会」の内容につき、十分な知識・見分がある人が行い、参加者に情報を伝えます。「セミナー」に比べると、大規模・大人数で行うことが多いです。

「講演会」の内容によりますが、講師には、自分自身の仕事や、自分の会社を参加者にアピールし、認知度を高めるメリットがあります。また、講師を繰り返し行うことで、自分自身の実績となり、キャリアアップにつながる可能性もあります。

「講演会」の使い方の例

現役ITエンジニアが語る!ブロックチェーンと仮想通貨についての講演会

「セミナー」をもっと詳しく

「セミナー」とは、教授の指導の下、学生が自発的に発言・討論・研究を行う大学教育の1つの方法のことをいいます。一方的に先生から教わるのではなく、学生同士で活発に意見を出し合うのが特徴です。

また、一般向けに行われるこのような形式の講習会のことも「セミナー」といいます。社会人における「セミナー」は、専門家が講師となり、テーマとなっている内容について知識やノウハウを学ぶものが多いです。

 

参加者による質問は、通常であれば積極的に受け入れます。規模は様々ですが、「講演会」よりも少人数・小規模であることが多いです。

英語では seminar であり、日本語でいう「ゼミナール」と同じ意味です。「セミナー」の参加者は、何らかの知識・考え方を深めたり、新しい技術やスキルを得るために、自主的に集まります。講師となる人は、その分野において高いレベルの知識や豊富な経験をもった人が努めます。

 

「セミナー」の内容によりますが、講師には、自分自身の仕事や、自分の会社を参加者にアピールし、認知度を高めるメリットがあります。また、講師を繰り返し行うことで、自分自身の実績となり、キャリアアップにつながる可能性もあります。

ヨーロッパでは、16世紀頃から神学校において「セミナー」形式の教育が始まりました。日本においては、19世紀のはじめ頃、ドイツ人教師により大学に導入されました。

「セミナー」の使い方の例

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まとめ

以上、この記事では、「講演会」と「セミナー」の違いについて解説しました。

  • 講演会:テーマについての知識・見分がある人が参加者に話し、情報を伝える会。
  • セミナー:学生が自発的に行う大学の学習方法。または同様の方法をとる一般の講習会。

「講演会」や「セミナー」は規模・内容共に様々です。もちろん少人数の「講演会」や比較的大規模な「セミナー」もあるでしょう。しかし、単に話を聞くのではなく、自発的な学びに繋がるという点で、「セミナー」の方が得られるものは多いかもしれません。

一方、著名人や業界を代表する立場の人になると、話を聞きたいというニーズも増えるため、自動的に「講演会」になっていきます。ネット上で様々な「講演会」や「セミナー」が紹介されているので、自分の興味・関心に合ったものを探してみてください。