四字熟語「大山鳴動(たいざんめいどう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「大山鳴動(たいざんめいどう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「大山鳴動」の意味をスッキリ理解!

大山鳴動(たいざんめいどう):騒ぎのわりに結果がちっぽけであること

「大山鳴動」の意味を詳しく

大山鳴動は、騒ぎばかりが大きくなっていったのに対し、実際の結果がたいしたものでなかったときに使われる四字熟語です。

「大山」は「泰山」とも「太山」とも書くことが可能で、両方とも本来は中国の山東省にある山のことを指します。

「泰山」や「太山」も、この四字熟語では単に大きな山のことを意味しますが、もっとも多く使用されるのは「大山」表記です。

一般的に、前評判や前触れに大勢が振り回されるイメージが強いです。

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「大山鳴動」の使い方

  1. 火事かと思い消防車が何台も出動したが、ただの花火だっただなんて大山鳴動だ。
  2. 大物歌手がやってくるという触れ込みで開催されたイベントには数百人が集まったが、来たのは無名の新人歌手でまさに大山鳴動である。

①も②も、騒ぎになって大勢の人が集まったが実際には大したものではなかったという意味で大山鳴動が使われています。

どちらも想像と実際の落差が大きい点で共通していますが、必ずしも②のようにがっかりしたイメージを伴うとは限りません。①のように、イメージの方が悲惨で、実際は何事もなく無事であったという文脈で使うことも可能です。

「大山鳴動」の由来

大山鳴動は「大山鳴動して鼠一匹」ということわざに由来します。

「大山鳴動して鼠一匹」は、古代ローマの詩人ホラティウスが残した次の言葉から誕生しました。

「山々が産気づいて、滑稽なハツカネズミが一匹生まれる」
(Parturient montes, nascetur ridiculous mus.)

もともとはラテン語の文章ですが、日本語では「大きな山が鳴り響き、何事かと思えば出てきたのは一匹のネズミだった」という意味となります。

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「大山鳴動」の類義語

大山鳴動には以下のような類義語があります。

  • 竜頭蛇尾:最初は盛んで、最後には衰えてしまうこと

竜頭蛇尾は竜の頭と蛇の尻尾のことで、物事の始めが素晴らしすぎるあまり、どんなものが続いても蛇の尾のようにつまらなくなってしまうということに由来する言葉です。「りゅうとうだび」とも「りょうとうだび」とも読みます。

結果がつまらないという点で大山鳴動と共通しています。

「大山鳴動」の英語訳

大山鳴動を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The mountains have brought forth a mouth.
    (山々が一匹のネズミを生んだ)
  • the mountain in labor
    (陣痛の苦しみにある山々)
  • Much cry and little wool.
    (鳴き声ばかりで毛はとれない)

“The mountains have brought forth a mouth.”は、大山が鳴動の結果ネズミを生むという意味で、比喩的に大山鳴動を表します。

“the mountain in labor”はネズミを生むことをさらにさかのぼり、「陣痛」で表現しています。

Much cry and little wool.”は、豚を指してこのように表現します。大きい声で鳴くが、実際に得るものはないということから、大山鳴動と似たような意味になります。

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まとめ

以上、この記事では「大山鳴動」について解説しました。

読み方大山鳴動(たいざんめいどう)
意味騒ぎのわりに結果がちっぽけであること
由来大山鳴動して鼠一匹
類義語竜頭蛇尾など
英語訳The mountains have brought forth a mouth.(山々が一匹のネズミを生んだ)など

噂に尾ひれがついてどんどん拡散されやすい現代には、大山鳴動といえるような場面も多いかもしれません。「大山鳴動して鼠一匹」と一緒に覚えてしまうと便利です。

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