今回ご紹介する言葉は、ことわざの「鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。
このページの目次
「鬼の居ぬ間に洗濯」の意味をスッキリ理解!
鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく):気兼ねをする人や怖い人がいないうちに、思う存分息抜きをすること。
「鬼の居ぬ間に洗濯」の意味を詳しく
「鬼の居ぬ間に洗濯」は、「気兼ねをする人や怖い人がいないうちに、思う存分息抜きをすること」と意味することわざです。このことわざは、日常生活においても使用頻度が高いものです。
ここでいう「鬼」とは、上司や先生など、指図や監視する立場にある人のことを指します。また「洗濯」の持つ意味は、家事としての洗濯ではなく、「心の洗濯」つまりリフレッシュすることを意味しています。
したがって、「鬼の居ぬ間に洗濯」は「自分を見張るものがいない間に、リフレッシュをする」という様子の例えであるとわかります。
「鬼の居ぬ間に洗濯」の使い方
- 明日からは両親が出張で家にいないから、鬼の居ぬ間に洗濯してやろう。毎日ゲームざんまいだ。
- 怖い担任が欠席で自習になった隣のクラスからは、鬼の居ぬ間に洗濯をしているかのようなはしゃぎ声が聞こえてくる。
- 鬼の居ぬ間に洗濯とは言うが、私の部下はどんな時でもきちんと仕事をやってくれると信じている。
「鬼の居ぬ間に洗濯」は、日常生活でもよく使える比喩的なことわざだと分かります。
「鬼の居ぬ間に洗濯」の類義語
鬼の居ぬ間に洗濯には以下のような類義語があります。
- 鬼の留守に豆拾い
- 鬼の留守に豆を炒る
- 鬼の来ぬ間に洗濯
- 猫の居ぬ間に鼠は踊る
「鬼の居ぬ間に洗濯」と同じ状況を比喩したことわざには、様々なバリエーションがあると分かります。
「鬼の居ぬ間に洗濯」の英語訳
鬼の居ぬ間に洗濯を英語に訳すと、次のような表現になります。
- When the cat’s away, the mice will play.
(猫がいない時には、ねずみが遊ぶ) - refreshing oneself while the ogre is gone
(鬼のように怖い人がいないうちに、息抜きをする)
“When the cat’s away the mice will play.” は、「鬼の居ぬ間に洗濯」と同じように比喩的な表現です。「怖い人がいないうちに、思う存分息抜きをすること」を文字通りに表現したい時には、refreshing oneself while the ogre is gone を使いましょう。
まとめ
以上、この記事では「鬼の居ぬ間に洗濯」について解説しました。
読み方 | 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく) |
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意味 | 気兼ねをする人や怖い人がいないうちに、思う存分息抜きをすること。 |
類義語 | 鬼の留守に豆拾い、鬼の留守に豆を炒る、猫の居ぬ間に鼠は踊るなど |
英語訳 | When the cat’s away, the mice will play.(猫がいない時には、ねずみが遊ぶ)など |
「鬼の居ぬ間に洗濯」は、多くの人が意味を知っていることわざです。周りと差をつけるためにも、類義語や英語訳も頭に入れておきましょう。