考えたことある?「預金」「貯金」「貯蓄」の違い

違いのギモン

「預金」「貯金」「貯蓄」はいずれも金融機関にお金を預けることを表している言葉ですが、意味の違いを知っていますか。

この記事では、それぞれの基本情報から役立つ情報まで、わかりやすく解説していきます。

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結論:「預金」と「貯金」の対象は金銭だが、「貯蓄」は金銭を含む財貨

「預金」は、金融機関にお金を預けることです。

「貯金」は、お金を貯めることを指します。

そして「貯蓄」は、金銭だけでなく、投資信託などを含めた財貨を貯めることです。

貯金は財産が増えませんが、一方預金は預ける代わりに運用してもらうため、財産を増やすことができます。

「預金」をもっと詳しく

預金とは、金融機関にお金を預けることを指します。

そして預けたお金を代わりに運用してもらい、資産を増やしていく方法です。

貯金箱という言葉はあっても「預金箱」とは言いませんよね。「預金」は、ただ手元にお金を貯めておく場合には使用しません。

まず最初に、預金の場合は以下の4つの民間金融機関にお金を預ける時に使います。

  1. 銀行:「都市銀行」「地方銀行」「ネットバンク」など
  2. 信用金庫:地域の繁栄を図ることを目的とした金融機関
  3. 信用組合:組合員の相互扶助と、経済的地位の向上を図ることを目的とした金融機関
  4. 労働金庫:労働者のための金融機関

次に、預金には「普通預金」「定期預金」「外貨預金・外貨定期預金」の3種類があります。

「普通預金」「定期預金」「外貨預金」とは

普通預金

普通預金のメリットは、大きく分けて2つあります。1点目は、利息の水準が銀行の預貯金のなかで最低レベルなことです。

ただし商品によっては例外もあるため、注意が必要です。

2点目は、いつでも預け入れが可能という点です。近年ではATMの普及によって、より預け入れが便利になりました。

対してリスクは、預けている金融機関の倒産のリスクが預ける側のリスクです。

 

しかし万が一倒産した場合であっても「ペイオフ」という制度により、1000万円までは預金保険によって保護されます。1000万円を超えた資産は、破綻した金融機関の財産状況に応じて支払われます。

また一部では、「無利息型」の預金商品を扱っている銀行もあります。そうすることにより「決済性預金」に該当するため、銀行が倒産した場合でも全額が保証されます。

決算性預金とは、以下の3つの条件を満たす預金のことを言います。

  1. 利息がつかないこと
  2. 預金者がいつでも払い戻しを請求できること
  3. 決済サービスを提供できること

定期預金

定期預金とは一定期間預け入れをしないことを条件に、普通預金よりも高い金利を得ることができる制度です。銀行における運用商品の中では最もスタンダートな商品です。

銀行にもよりますが契約時に、だいたい最1ヶ月~5年の中で期間を選択します。そして満期時に解約しない場合は、自動継続されます。

利息は3年未満は「単利」、3年以上は「複利」によって計算されます。

  1. 単利:預けた原本のみに利息が付く
  2. 複利:原本+利息に利息が付く

そして定期預金は預金時に定めた期間は、原則解約できないという決まりがあります。

またリスクに関しては、普通預金の場合と同じです。

外貨預金・外貨定期預金

外貨預金・外貨定期預金の特徴は、それぞれの国の通貨の金利に連動することです。

例えば、高金利通貨とされているオーストラリアドルで運用した場合は、高い金利が期待できます。

ただし、「保護制度がない」ことと、為替レートの変動によっては「原本割れをしてしまう可能性」があるというデメリットがあります。

また手数料が外貨や銀行によって異なるため、注意が必要です。

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「貯金」をもっと詳しく

貯金は、お金を貯めることを指します。

使用する金融機関は以下の3つです。

  1. ゆうちょ銀行:郵政民政化に伴い、日本郵政公社から郵便貯金事業を引き継いだ金融機関
  2. 農業協同組合:農業者によって組織される協同組合
  3. 漁業協同組合:漁業者によって組織される協同組合

ゆうちょ銀行の都市銀行との違いは、郵便局が運営する銀行のなので「全国どこにでもある」のと、「金利が少し高い」ことです。

そのため家の近くに銀行のない人や、少しでもお金を増やしたい人にはおすすめです。

 

また預金商品は、「定期貯金」と「定額貯金」の2つがあります。

  1. 定期貯金:定期預金と同じ仕組み
  2. 定額貯金:預け入れ後6ヵ月を経過すると、いつでもどこでも払い戻しができる

そして銀行だけでなく豚の貯金箱にお金を貯めることや、結婚資金を貯めるなどの行為も「貯金」にあたります。

金融機関によって「預金」と「貯金」の違いができた理由

金融機関にお金を預けることである預金と貯金ですが、なぜ銀行と郵便局によって言葉が違うのでしょうか。

その理由の1つは明治初期に、銀行と郵便局が作る過程で元にした英語が異なるためです。

銀行は預金や保証金の意味を持つ「deposit」、郵便局は節約や貯金の意味である「saving」を採用しました。

そして2つ目は、契約相手です。

銀行は導入当初から企業のお金を預かっていたため「預金」、郵便局は個人を相手にすることが多かったため「貯金」を使用するようになりました。

「貯蓄」をもっと詳しく

貯蓄の対象は「財貨」です。金銭に限らず保険の積み立てや有価証券、不動産投資なども含みます。

保険には主に以下ものがあります。

  1. 生命保険:人間の生存や死亡による損失を保証する制度
  2. 年金保険:保険の仕組みを使い、保険料が支払われることが前提となる制度
  3. 養老保険:老後を養う為の保険。満期時には死亡保険金と同額の保険金が支払われる。

投資は主に以下の3つです。

  1. 積み立て投資:500円~1000円単位の少額から、コツコツと投資できる制度
  2. 株式投資:企業の評価が上がった場合に購入した株を売却することにより、利益を得ることができる
  3. 不動産投資:利益を得ることを目的に、不動産を購入すること
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まとめ

以上、この記事では、「預金」「貯金」「貯蓄」の違いについて解説しました。

  • 預金:銀行などの金融機関に預けること
  • 貯金:お金を貯めること
  • 貯蓄:財貨を貯めること
このように「預金」「貯金」「貯蓄」には様々な違いがあります。大きなリスクが伴う場合もあるので、投資する際は分散させることが重要です。

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