「平素(へいそ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「平素(へいそ)」です。

「平素より」といった表現を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。

以下では、「平素」の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「平素」の意味をスッキリ理解!

平素(へいそ):ふだん。つね日ごろ。

「平素」の意味を詳しく

「平素」は「へいそ」と読み、つね日ごろや普段という意味です。

ビジネスメールにおいて、最初の挨拶文として用いられることが多いです。かしこまった表現になるため、日常会話で使われることはほとんどありません。

「平素」の使い方

「平素」は、上で述べたようにビジネスシーンにおいて使用される言葉です。

「平素」の使用場面

  1. ビジネスメールでの挨拶
  2. 年末・年始の挨拶
  3. 取引先や顧客などの社外に向けた報告

①のビジネスメールの挨拶で「平素」を使う時は、 要件を伝える前に記載します。その後に続く要件には以下の内容が当てはまります。

  • 感謝

  • 休暇

  • 日程変更

  • お詫び

  • お知らせ

「平素」の言い回し

「平素」は、以下のような言い回しで使用されることが多いです。

  1. 平素
  2. 平素より
  3. 平素から

 

また、以下にまとめたように、①〜③の言い回しは微妙にニュアンスが異なります。

  1. 「平素は」:現在ではなく、過去の状況や過ぎたことを表す
  2. 「平素より」:過去から現在までの経過を表す
  3. 「平素から」:普段からと同じ意味を表す

①の「平素は」は、挨拶の冒頭で今までのことを振り返ってお礼を伝えたり、お詫びを伝えるきっかけの言葉として使うことができます。

 

②の「平素より」は、普段から付き合いがある人への手紙など、ビジネスメール以外でも使うことができる言い回しです。

 

③の「平素から」は、「日頃から」「普段から」と同じ意味を持っています。しかし、丁寧な敬語表現として「平素から」という言葉を用いられることが多いです。

 

それぞれの例文は以下の通りです。

  1. 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
  2. 平素より大変お世話になっています。
  3. 平素から温かいご厚情を賜りまして、心より感謝申し上げます。

「平素」が使用できない場面

以下の場面では、「平素」が使用できないため注意しましょう。

  • 初対面の相手や初めてのあいさつ

  • 日常の会話や軽い文章の中

「平素より」は以前から面識のある相手や従来の顧客などに用いる表現です。そのため、初対面の相手への挨拶や起ち上げたばかりの企業の案内に使うには適していません。

たとえば、新たに取引を始める相手へのメールで「平素よりお世話になっております」というのは違和感を相手に与えてしまうでしょう。

 

また、冒頭で述べたように「平素」はかしこまった表現です。そのため、口頭での会話で用いるには適していません。「平素からお世話になっています」「平素より使っていただいている」といったように「平素」の後に続く文章が比較的軽い表現だとバランスが取れずに違和感を与えてしまうためです。

「平素」の類義語

「平素」には以下のような類義語があります。

  • 毎度:そのたびごと。いつも
  • 平生:ふだん。つね日ごろ
  • 常々:ふだん。いつも
  • 毎々:いつも

「毎度」は話し言葉で使用される表現であるため、「平素」よりフランクな印象を与えます。

「平素」の英語訳

「平素」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • ordinary
    (平素)

まとめ

以上、この記事では「平素」について解説しました。

読み方平素(へいそ)
意味ふだん。つね日ごろ。
類義語毎度、平生など
英語訳ordinary(平素)

「平素」は、かしこまった表現であるため、ビジネスシーンにおいてよく見かける言葉です。よく使用される場面と、使用できない場面の区別に意識して覚えましょう。また、例文にまとめたような言い回しも合わせて覚えるといいでしょう。