どれがいいの?「LPガス」と「プロパンガス」と「都市ガス」の違い

違いのギモン

今やガスは私たちの生活に不可欠です。料理をしたり、お湯を沸かしたりする時に使いますよね。

そして、多くの人は「都市ガス」を用いていますが、中には「プロパンガス」や「LPガス」を使っている家庭もあるようです。

ところで、みなさんはこれら3つの言葉の違いをきちんと答えることができますでしょうか。意外と答えられないという人も多いと思います。

そこで、今回は「LPガス」と「プロパンガス」と「都市ガス」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:ガスの種類が違う

まず、「LPガス」と「プロパンガス」は同じものです。

そして、これらと「都市ガス」ではガスの種類が違います。

まず、「LPガス」と「プロパンガス」はブタンやプロパンを主成分としたガス燃料です。

そして、「都市ガス」は天然ガス(メタン)を主成分とするガス燃料です。

「LPガス」をもっと詳しく

LPガスはブタンやプロパンを主成分としたガス燃料です。

本来は液化石油ガスのことを意味しています。その証拠に、LPガスは英語の “Liquefied Petroleum Gas” を略したものです。そして、LPガスには常温でも8気圧という比較的低めの圧力をかければ液化しやすいという特徴があります。ちなみに、液体になると気体の250分の1の体積になります。

そのため、ボンベなどに充てんして運搬しやすいという特徴もあります。

 

また、LPガスは空気より重いので、もれた場合には下にたまります。そのため、LPガスのガスもれ探知機は床に近いところに取り付けられています。

そして、現在では都市ガスに比べるとあまり使われていませんが、都市ガスのインフラが行き届いていないような郊外や地方都市などでは広く家庭用の熱源として用いられています。

ただ、販売数は減少傾向にあります。

 

しかし、そんなLPガスにも利点があります。

例えば、LPガスの成分は全国でほぼ同じなので、LPガス用のガスコンロがあれば全国どこでも使うことができます。

また、同じ燃料の量あたりの火力は都市ガスの2.23倍です。

その上、LPガスは災害に強く、比較的すぐに利用を再開することができます。

ちなみに、LPガスは家庭以外ではLPガス自動車の燃料として使われたり、工場の燃料として用いられたりします。

 

そんなLPガスの事業者は全国に数万社あると言われています。そして、公共料金ではないので料金は販売店の裁量に任せられていますが、契約の仕方や時期によって、同じ販売店でも料金が変わったりします。

そして、LPガスは導入する時には費用がかかりませんが、その代わり毎月の料金は都市ガスに比べて高めであるという特徴があります。

ちなみに、それは導入の費用を毎月の料金に含めているから、という理由もありますが、LPガスのボンベを運ぶ人件費もかかるからです。

ただ、協会などの努力により、都市ガスとほぼ同じ料金を実現している事業者もあります。

 

ちなみに、LPガスの原料はLGPという液化石油ガスで、その大半を海外から輸入しています。そして、運ぶ時にはLGPタンカーという専用の船を使います。

ちなみに、運ぶ時にはLPガスを液化しているか、もしくは凍らせています。

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「プロパンガス」をもっと詳しく

プロパンガスはLPガスの別称です。

そして、プロパンガスと言っても100%プロパンでできているわけではありませんが、プロパンが多く含まれているため「プロパンガス」と呼ばれることがあります。

ただ、名称としては「LPガス」のほうが一般的でしょう。

「都市ガス」をもっと詳しく

天然ガス(メタン)を主成分とするガス燃料です。

ちなみに液化すると体積は600分の1になりますが、圧縮した上で-160℃まで冷やす必要があります。

そのため、ボンベでの運搬には適さず、都市ガスは張り巡らされたガス導管を用いて供給されます。

 

そして、都市ガスは原料や製造法、発熱量の違いで大きく7つのグループに分けることができるので、引越しなどでガスの種類が変わってしまた場合、器具の調整や買い替えをしないと安全に使用することができません。

例えば、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスなどの都市ガス業者が用いているガスは13Aと呼ばれていて、発熱量は10000~15000kcal/㎥です。

一方、総武ガスや大多喜ガスなど千葉県の一部などで使用されているガスは12Aと呼ばれていて、発熱量は9070~11000kcal/㎥です。

ちなみに、都市ガスは空気より軽いので、もれた時には上にたまります。

 

そして、都市ガスは業者と消費者が直接契約をしてガスを供給します。その料金は公共料金なので事業者が料金を設定することはできず、全国一律です。

ですが、代わりに料金体系はわかりやすいでしょう。

そして、導入する時の費用は比較的高めですが、毎月の費用はLPガスと比べて安めです。

ちなみに、都市ガスの販売量は20年で2倍になったと言われています。

 

そんな都市ガスはLNG船という専用の船で液体の状態で運搬されています。ちなみに、LNGとは “liquefied natural gas” の略で、液化天然ガスと訳されます。

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まとめ

以上、この記事では、「LPガス」と「プロパンガス」と「都市ガス」の違いについて解説しました。

  • LPガス:ブタンやプロパンを主成分としたガス燃料
  • プロパンガス:ブタンやプロパンを主成分としたガス燃料
  • 都市ガス:天然ガス(メタン)を主成分とするガス燃料

このように、「プロパンガス」も意外とメリットがあるガス燃料なのです。自分に合ったほうを選んでいきたいですよね。

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